◆2007/05/23  275話感想?

275話の赤いコを絶対的に賞賛しつつ語ってみる。


ほんともう正直に突っ込んでいいかな。

赤いコが自爆技ご披露の前にアポロに組み付いて、ざびまるで自分と敵をぐるぐる巻きにして逃げられなくしたシーン。

実に凄い台詞が来た。



「生憎僕にはそういう趣味は無いんだが」


( ̄□ ̄;)!!


アポロ何ゆってんの!ばか!おばか!
お前正直過ぎる!

おそらくほぼ公式にアレなひとであろう弓親でさえこんなん言われなかったというのに……。
『そういう趣味』に露骨に言及されたひとって帯人漫画初じゃないのと思わずときめいたんですが。
これ記念すべきことじゃないのちょっと。



普通に戦いの最中でそれはないだろー。
「何の真似だ?」の後の台詞としておかしいだろ。
アポロは普段から外見エリートインテリっぽいくせに発言が一定に下卑ているのが特徴なアランカルではありますが、比喩にしてもあんまりだろ。
インテリが発する下劣な冗談にしても限度があるだろ。


しかもこれが主人公様が言われた言葉だったら、ハイハイお子様苛めのセクハラねーとか思えるんですよね。
「ハッ、馬鹿言ってられるのも今の内だぜ?」とか主人公様の半笑いしつつのガン飛ばしが容易に目に浮かぶくらいには。
相手が赤いコだとね、何かがリアルなんだよ!(笑)
しかもあれですよ、赤い副隊長否定しなかったからな!(爆笑)
むしろガン無視?
挑発には乗らなかったアダルティな精神性を賞賛するも良し、王様との過去のアレコレを勝手に想像しつつ思わずぶちギレてしまった純愛に想いを馳せて萌えるも良し。
ちくしょう、萌え方無限大じゃないのこの台詞。ぐっじょぶセクハラアランカル!


実は赤いコだからリアルってより、アポロが言うとリアルって件が気になるんだよな。

「そういう趣味はない」→アポロはヘテロ趣味→つまりアランカルには性欲がある(自分がヘテロかバイかホモセクシュアルかを意識する機会がある)って図式が今回確立したからなー。
恋愛感情ではなく、「趣味」と発言されるのは多分肉体的な欲情に近しい意味だと解釈します。
「今度ナイショでさっ」とジャガージャックを誘惑したアランカル然り、ラス・ノーチェスは結構性風俗乱れてんじゃないのとここ数週間の暗喩にガクブル。

……ほんとに大奥なんだな。王様、ハーレム楽しそうだなー……。

肉とは違う魂だけの存在なのにお盛んですねと本気で突っ込みたくてたまらない。


ついでに言うと、冗談にしても『それを思いついた』というところがミソだと思うのです。

ニュアンスとしてわかってほしい。
そのテの話を発言するのも耐え難い相手にそれを言うとは思えないわけですよ。
そのテの冗談があの一瞬で脳裏にひらめく何かが、アポロにはあったわけですよ!


本当はそういう趣味がない男が!
思わずそんな冗談を言ってしまうほど!


赤いコに組み付かれてゼロ距離抱擁受けた瞬間、理性が揺らいだに違いない。
無意識レヴェルでもそう言って挑発してみたい精神的高揚があったわけだな。


アポロはきっとあの瞬間、無意識レヴェルで自らの新世界と戦ったと信じている(笑)

魔性の赤い死神に落ちやがったアランカルに苦渋の祝杯を!祝ってやるぞアポロ!
ようこそ赤い死神の罠へ!どっぷり浸かって二度と這い上がれなくなれば良い……!


いや、それを責めない。私にはとても責められない。
わかる、わかるよ。だって赤いコだろ?
かなりダメージ食ってて疲れて退廃的なオーラ出しながら、汗だくで、あの状態の乱れた呼吸音を、ゼロ距離で聞かされてみ。

そりゃー、理性も揺らぐわな!

思わず脳裏に走った新世界を下卑た冗談で誤魔化したくなるわな。

あのナイスバディの男に至近距離で紅の瞳に見詰められてみ。
そりゃ冷たい瞳で押し隠して、内在意識と闘争したくなるわな。


アポロの気持ちは実によくわかる。ていうかあいつ正直過ぎる。


大体あんだけ組み付かれて、多少は警戒しろよー。
「おい、なんとか言っ……」に爆笑した。

何の返事を待ってんだよ!(笑)
お誘い掛かった男みたいで凄い面白いんですけど。

敵は全力で潰すべきだと思う。
遊びたいならそれもいい、けれど優位が揺らがないように遊べばいい。
返事を要求した時点でアポロは赤いコに屈したってことだからな。
求めたものが帰ってこないことに不満を持ち、それに気を取られるってことは優位に立つ側のすることじゃない。
赤いコのゼロ距離に下卑た冗談を言ってはみたものの、実際鬼道が発動されるまで気ィ取られっぱなしってお前どんだけ釘付けなの……?


大体、発動ってより、赤いコの手から発動前の煙というか霊圧?がしゅーっと出てもまだ気付いてないアポロの呆け呆けっぷりはどうしたら良いかわからない。
でも気持ちは痛いほどわかるぞ。
あの護廷ジプシー(五→十一→六。上司にイイ男勢揃い)の魔性とゼロ距離だからな。
最初のページ見ると死覇装の乱れっぷりもハンパないので(思わずお前何されたんだと突っ込みたかった)、 ゼロ距離を堪能したアポロを責めることはできないんだが……むしろ羨ましい限りだ。





さて、赤い副隊長の鬼道暴発大作戦って、あれですよね。
力が強すぎて、細かい霊圧のコントロールができないってことでいいのかな。
それってどんだけ主人公様タイプ?
花火師ボール抱えてる時にルキアに話しかけられると屋敷爆発するタイプ?
似たもの同士だなあ、こんな共通項発見するとまた一恋魂っぷりが燃え上がるぜ。

個人的には……統学院の特進クラスのエリートだった赤い副隊長様には、実はこっそり鬼道がそこそこ完璧でいて欲しかった気もするんだが。
万能型の副隊長ってかっこいいじゃないですか。
そりゃもう、ラス・ノーチェス突入時の可哀想な詠唱破棄レミーラの時は、あああああ護廷の幹部なのに……!と(笑)

つーか至近距離赤いコの破壊力に負けたザエルアポロは本当に仕方が無いぜ。
ヘッドフォン並のゼロ距離だろう、無理だって。
アランカルもそら萌え死ぬわ。釘付けだわ。



そういや扉の赤いコは……つーかカラーページとかいつも足開き過ぎなのでカメラさんというか帯人さん、も少し手加減してあげてください……。
そりゃアランカルも理性飛ぶわ……。


個人的には今週号の1頁目、乱れ死覇装の胸肌蹴っぷり(ほんとに何されたんだこのひと)も捨て難いですが、顔アップの美人っぷりがごっついツボでした。
カメラアングルがハマると凄い可愛いよなこの男……。流し目は大概エロいし……。

そらアポロが「ソソられるね」とか言い出すわぁ。
ソソられた挙句、ゼロ距離でうっかりエロスオーラに当てられるってドツボですよね。
ご愁傷様です。

つーことは、今回の自爆技は言ってみれば色仕掛けってことなんじゃないのか。
お色気で20秒も相手の意識を奪えるのか。
ルキア救出のため、恥をしのんだってことなのか。
捨て身にもほどがあるこの男……!(笑)




ってことはあれか、堂々と後から出てきたトゥンデレ眼鏡が旦那役とすると。
コレって美人局(笑)な大技なんじゃとこっそり思ってもみる。


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