◆2006/08/22  伊坂一護

もう、ほんと、誰だよこんな美形をキャスティングしたのは……!というくらいにカッコイイ。

再炎DVDで拝見した時より明らかに一護度が増していた。
演じた役者の年齢が違うということもあるのか、森田一護とは違うキャラ解釈だが、それがまた面白い。
ちなみに森田一護との違いは、「てめえはそのへんでぶるぶる震えながら、『お助けー!』とか言ってりゃいいんだよ!」の音声だけでも伝わります。
森田氏がここでしっかりルキアをからかう余裕がある一護だったのに対し、伊坂一護は照れを隠すかのように超投げやりな「お助けー!!」ボイスを披露してくれました。
この後の「てめえが言うのはいつも俺の心配ばっかじゃねえか」に、ああルキアの想いが伝わってんだとじいんとしました。
隠れた感情が甘い甘い。胸に沁みる。

五回目は五回観劇した中でも個人的に一番いい席だったんだが、その時にうっかり惚れました。
「一の字同士、仲良くやろうぜ!」の後の「やだね」は原作一護も森田一護も、真顔で「やだね」の台詞なのですよ。
しかし伊坂一護は、へって感じのニヒルな笑みをあのハニーフェイスに浮かべてから、「やだね」。
惚れた。一幕終了後ナマ写真買いに走った(実話)
写真はギンしか買わない予定だったのに……。

冒頭のあらすじ説明、白一護、志波海燕と録音台詞の多かった伊坂氏。
しかしあらすじの時ルキアをSheの意味で「彼女」と呼んだのはびっくりした。あいつ、くらいだと思う。

歌で一番凄かったのは「これがくーろさーきいーちごーだーぜ!」の歌でした。
まさか下からせり出てきてそんな名乗りを上げるとは。

公式サイトでも見られるオープニング直前の「今!魂の刃を振り下ろす!!」は、思いっきりアニメの番宣じゃんかと最初は笑いそうだったのですが、あのカッコイイOPへの序章だったんですな。

四楓院マント着用時の男前っぷりは比類ない。惚れる。それ着てるとこの写真欲しい(笑)

ショータイムの甘酸っぱさは凄いです。
ルキアと二人きりデュエットだけでも凄いのにラストの手を繋ぎそうになって思わず引っ込めるとことか、機嫌を損ねたルキアを拗ねた顔で追っかける様とか。


◆2006/08/22  佐藤ルキア

原作から抜け出たような、がしっくり来るルキア。
前回は歌が上手いことが禍いして、逆に「舞台あらし」……とまではいかんが物凄く目立っていたので、今回はいい意味で目だっていなかった。
溶け込んでいながら、要所要所でツボ押さえた歌声を響かせてくれた正真正銘のディーバ。

しかし今回はルキアスキーには地獄ともいえるシーンの連続で、胸がズキズキするシーン多々。
最初死覇装で登場したルキアの凛々しさにぽうっとなっていたのも束の間、懺罪宮の中の真っ白な死装束姿を見た時胸が張り裂けるかと思いました。
既にOPでうるうるしていたよ……。痛々しい!痛々しい!

痛いシーンの代表その1。志波海燕回想。
原作でもアニメでもやらなかった、「ルキアに馬乗りになり首を絞める海燕」という凄まじい描写をしたみゅじかる。
しかし浮竹がいなかった分、タイミング的に「一晩かけて、こいつの霊体をじっくり内から食ろうてやろう」の台詞直後にぶちギレて、海燕の身体に刀を突きたてたのは新解釈。
「貴様なんぞに海燕殿を渡すか!!」という強い愛情が透けるくらいのルキアでした。すげえ。
都回想は、みゅじかるでやられるとなんか無性に痛かったです。
恋次の傍でもなく、兄様の傍でもなく、やっと見つけた居場所が海燕の隣だと歌った直後に、「誰もが憧れた」海燕最愛の妻・都の美しさを謳い、「私の理想だった」と告白するのは、なんか、もう。
かなり屈折した感情をそこから読み取ることもできる。(アニメは違ったけど、割と原作は病んだ描写と読み取ったので、個人的には原作に近かった)

痛いシーンのその2。ギンに苛められるルキア。
「揺るがされた!!揺るがされた!!覚悟を崩されてしまった!!」と絶叫しつつ歌うルキア。
耳が痛いほどの音量、最後は凄まじい絶叫でした。
アニメの折笠ルキアもここは鳥肌モンの演技でしたが、佐藤ルキアも素晴らしい演技でした。

ショータイム。
胸の小ささを気にするルキアに、そんなもん気にしなくてもルキアなら魅力満載だから無問題、と生温い笑みを浮かべてしまう。
まあな、乳は服の見栄えとかにも多少関係してくるんだろうからな……。


◆2006/08/22  森山恋次

感動をありがとう。愛してるぞ!!
あまりに多いので箇条書き。

・出て来る度に私の瞳を釘付けにした男・阿散井
・全員集合シーンはつい赤パインを探してしまう
・ショータイム以外一人だけ始解しっ放しだった阿散井
・OPで再来『星と野良犬』
・その時に一護の両肩を掴みながらさりげなく舞台前面に出る足運びがなんか好きだった。

・懺罪宮ルキアをバックに「月よ、教えてくれ。俺が死神になった訳は何なんだ?一体俺は、どうしたいんだ?」と自問自答阿散井
・「俺は朽木隊長を超えたいと願った、だがそれは無理だったのか?俺はルキアの力になりたかった、だが何もしてやれない」
・「黒崎一護はルキアを助けようとしている……!」
・「これから俺は誰と戦う?」と自問自答な歌の阿散井
・原作は蛇尾丸に問いかけられる質問に既に覚悟の決まった状態で、「俺の敵はもうアイツじゃねえよ」と白哉を見据えた発言
・蛇尾丸も恋次の精神の一部だから、そういう意味では原作も自問自答なんだけど
・あえて一人で自問自答しかも歌でやられると、お月様に尋ねる乙女な阿散井にしか見えず、私がどうしようかと思った
・きっと独房に入れられたショックと斬られた痛みと熱のせいだと思うことに
・「行くぞ、蛇尾丸!」話しかける時、一々ちゃんと蛇尾丸の方に顔を向ける律儀な阿散井
・この後の決めポーズは異様にカッコイイ

・一幕ラストで「ルキア!てめえは俺が守る!てめえのために俺は戦う!!」と覚悟の台詞を吐いた阿散井
・真剣に感動した。泣きそうだった

・修行地に最初行った時は無言で立ったまんまで、ええー気付いてあげてよ一護( ̄□ ̄;)!!と思った

・卍解修行後、夜一さんに構ってほしかったのか「じゃあ、俺は行くぜ」の挨拶を三度繰り返した阿散井
・ここは毎回客席の笑いをきっちり取っていた
・挨拶した後気付いてもらえず「ん?」と「えっ?」+そろそろ歩み寄る様は素敵にキュート。恋次可愛いなぁ恋次
・物凄く近くで挨拶したらやっと「いってらっしゃーい」と言ってもらえた阿散井
・「そんな送り出し方かよ!小学生じゃねえんだからさ」注文が多い上に現世ズレしている阿散井

・白哉戦直前、「おやめください副隊長!」という隊員たちを何故かあまり斬魄刀を使わずに蹴り倒す阿散井
両足上げてのキックに驚愕した。ジャッキーチェンか
・その後も上段回し蹴りを決める阿散井
頼むからそんなに客席に向かって開脚しないで半ナマに萌えたらあかんとガクガクした瞬間
・この後の歌がロックミュージカルなのに異様にポップな阿散井
・しかしこの曲調で「ぜーったいーてめえーをー、死刑にはさせねえー」はナイて阿散井!原作台詞とはいえここは「お前」が良かったとおもう

・白哉戦で本当に卍解する阿散井
・卍解直前、「アンタの剣は俺にはもう通用しねえ」と言いながら卍解エフェクトの都合上どんどん後ずさる阿散井
・台詞との相乗効果でなんかちょっと面白かった
・「卍解!!狒狒王蛇尾丸」
・ここも真面目に蛇尾丸に話しかける阿散井
・……なんかすんごいでかい何かが舞台後方に出現。眼を奪われている間に例のファーコートを着用する阿散井
・ファーコートの色は深緑で原作に忠実
・ある意味本当に刃節を霊圧で繋いでるみたいだった、というと欲目ですか
・前に出てくる卍解したでっかい蛇尾丸
・うおお人の力って偉大……!超・人力(黒子使用)
・吠え声と共に去っていく蛇尾丸
・幕を引こうと兄様も卍解。その様子にまだ何も起こってないのに一々「フッ!!」とか「ハッ!!」とか言いながらびくびく構え直していた阿散井
・卍解のために地中に剣を突き立てる隊長を、「え、何やってんの?」という感じで後ろから覗き込んだ様子がなんかえらい面白かった阿散井
・「「ただ俺の魂にだ」」シンクロシーンで腕を振り上げた演出に何故か異様に動揺した
・最後の一撃が四番バッターぽかった件について

・花に治療された包帯が、布に線を書いて表現してあったため、遠目から見ると工事現場のおっちゃんの肌着を着ているみたいだった阿散井
それはそれで萌え
・ラスト音楽ではこの包帯姿のまま、死覇装片肌脱いだ状態で花と組んで歌う阿散井

・本編後の挨拶は日番谷隊長と組む阿散井
・全員集合時は剣ちゃんの隣だった阿散井

・ショータイム一曲目『もう一つの地上』では客席右後ろ後方から登場する阿散井
・よりによって藍染隊長の後ろをしずしず歩いてくる阿散井
・ちなみにその後ろは花でした
・高いところから飛び降りて歌いだす阿散井
・19日公演では、着地でよろけてちょっと顔が笑っていた阿散井
・なのに「決まったな!!」とか言い出す阿散井
・「本能のまんまに突き進むだけ」の歌詞で、上段にいた藍染の足元に向かう阿散井
・藍染の歌の最中に、上段に行くためどんどん藍染に近寄る阿散井
・桃の歌詞「仲間達とともに」のところで桃に近寄る阿散井(イヅルも)
・その結果「この居場所誰にも渡さない」と歌う健気な桃より藍染に近い立ち位置になってしまう阿散井
・シロちゃんが自分の脇を通るまで微動だにしない阿散井
・シロちゃんが通り抜けた後、何故か背中を向けていた藍染に向き直る阿散井
・その後サビで藍染とギンに挟まれる旧五番隊立ち位置を実現するミラクル
・そんな移動までガン見してたので、20日昼公演でサビ時、下にいた阿散井に「違うだろお前はそこじゃない( ̄□ ̄;)!!」と心配した
・実は20日昼公演のその行動は、曲終了後側転をかますためのスペシャル位置だった阿散井
・ああびっくりした。ちなみに夜公演ではいつも通り藍ギン恋な立ち位置で安心して見られました

・乱菊さんと一角のコントの間、花と目を合わせてくすっと笑っていた阿散井
・がやがやと騒ぐキャスト達にキレる兄様に向かい「朽木隊長……相変わらず、やる気っスね」と発言する阿散井
・20日夜公演では、「朽木隊長」の後に指で白哉の目線をなぞるように客席をすっと差してから、「相変わらず」の台詞を言った阿散井

・捌けていくキャストたちを見ながら、「あら」「あらら……」と呆然と言う阿散井
・シロちゃんに白哉を何とかしろと言われて「すいません、俺には無理っす」と言う阿散井
・副隊長就任して数ヶ月の筈なのに既に白哉のお守り役として認識されている阿散井
・次は一ルキソングなのに歌いだそうとする白哉を制止する阿散井
・「いやいや順番違いますから」
・「隊長の出番はまだですから」
・両肩掴んで止めるのにまだ歌おうとする白哉の肩を抱いてそのまま退場する阿散井
・なんだあのおかあさん……( ̄□ ̄;)!!

・イヅルと花が微妙に険悪なシーンに行き会う阿散井
・「前回は、初登場で美味しかったのに。今回は微妙な位置とかを気にしてる小さな男ですよ!」と自虐するイヅルに「お前そんなこと考えてたの」と驚く阿散井
・ハイ、と答えるイヅルに思わず会釈する阿散井
・イヅルのこの台詞に、出番の少ない藍染が突然登場し脅して風のように去っていく
・ちゃんと藍染隊長にお辞儀する阿散井 ・イヅルと花は膝がくがくプルプル。それを見た阿散井は「オイ、どうした?」
・しばらくそれを見た後、「俺もやった方がいいのか!?」と膝をぷるぷるさせる阿散井
・19日公演では「いつもよりプルプル度が足んねぇぞ?疲れ溜まってんのか?」とイヅルにダメ出しをした阿散井
・20日昼公演では「いつもより余計にぷるぷるしてんぞ?」と褒め言葉(?)をかけた阿散井

・イヅルがでっかい男になるんだー!と意思表明すると任せとけと現れる十一番隊(剣ちゃんと一角含む)
・「よォし来た来た来た来たァ〜!!」と異様に嬉しそうな阿散井
・前回の再炎では一護とともにルキアのバックダンサーを務めた阿散井
・今回のショータイムは一ルキ確立してしまったので、一護に完全敗北どこで歌うんだろうと思っていたら旧十一番隊時代に馴染む阿散井
・男の中で生きることにした阿散井副隊長
・イキイキし過ぎ!現実を見ろ、お前は六番隊副隊長だ!(笑)
・十一番隊隊員ズと一緒に、語り継がれる男になるための、剣八と一角のありがたーいお言葉を復唱するように歌う阿散井
・ツキツキの舞いを踊る阿散井
・「赤フンにちょんまげ、俺が一番似合ってるな」
・勝負下着の色まで告白しなくていいよ阿散井……!しかも赤かよ……!(笑)
・赤といえば蛇尾丸が柄も鞘も朱色でとても目立っていた
・ところで似合ってるなの台詞の時にした仕草は何ですかあれは投げキッスだったんですか?
・一角と剣八の動きを邪魔しないように出てきては一々引っ込む仕草が微笑ましい阿散井
・軍隊式に休めの姿勢で歌う阿散井。しかも後にその姿勢でリズムを取り出す
・髪を整えるダンスも一角ばりにセクスィーだった阿散井
・「アレルギー体質なんです……」と弱気な発言をする花に「聞いてねぇよそんなこと」とキレるが隊員に宥められる阿散井
・腹筋阿散井<注。阿散井の腹筋ではない
・腕立て阿散井

・何故か今回一番萌えそうでヤバかったのがこの腹筋・腕立て阿散井でした
・両脇から十一番隊隊員ズに捕まえられるイヅル。ちなみにこの指示は阿散井が「やっちゃって」と仕草で指示を出していた
・それをやっちゃうタイミングも実は阿散井が指示を出していた
・ラストの全員集合YOSAKOIだかYOSAKOIソーランだかのダンス中、十一番隊隊員がバク宙かなんかやるのを毎回避けていた阿散井
・転んだ隊員に大丈夫?というような顔をしてから踊り出す阿散井
・さりげなくラストの集合シーンは剣八より前に出る阿散井


こんなもんかな。
とりあえず時間ないので三人……て阿散井の分量がハンパないけどそこは愛。


ちなみにあまりにも阿散井をガン見し過ぎたので、ラスト五回目に見た20日夜公演では、
「ええっと……このままじゃ赤いコ(と藍染とギン)だけ見て終わっちゃう……どうしよう!」と一番近い目の前の誰かを見ることに。

そんなわけで今回のみゅじかる、私の最後の思い出は、
YOSAKOIをすげえ楽しそうに踊り狂う兄様です。


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